レモンスクール創業に至る話 東京の実家へ

 元々うちの代表(董炎林)は、開業(中国語で「开业」kāiyè)にずっと興味がありました。色々とチャンスを狙っていました。夫の私の地元(東京都多摩)に貢献したくて、東京の実家に帰りました。そもそも、元々は代表は日本に留学に来てから、日本でのトップクラスの賑やかな街、新宿区の大久保、新大久保周辺に住んでいました。

 東京の実家へ

とにかく、地元に貢献したいです。母の実家は東京都国立市、父の実家は東京都小金井市、どちらかというと東京都多摩地区です。地元の多摩に貢献したいです。

 現在の埼玉県と東京都のほぼ全域、神奈川県の横浜市と川崎市の3つの県を合わせて、昔は武蔵国だったらしいので、そのせいだかわかりませんが、なんとなく東京と埼玉と神奈川は、あまり雰囲気が変わらず、県境を超えても他の県に来たという感じがあまりしません。(神奈川や埼玉の人たちは怒るかもしれませんが。)

 一方東北の令制国では、もっと広域の陸奥国(福島、宮城、岩手、青森)に福島は含まれていたものの、福島だけを見ても、山脈によって浜通り、中通り、会津という3つの地域に区切られていて、それぞれ独特の雰囲気があり、気候も全く違うので、山脈を越えると同じ県だという感じがしないほどです。福島県自体が47都道府県の中でもかなりマイナーな県ですが、やはり新幹線が通っている郡山や福島のある中通りがまだメジャーな方で、会津は一番マイナーです。人口も中通りや浜通りと比べ、圧倒的に少ないです。会津の人口密度に至っては、会津地方だけで東京都の2.5倍くらいの面積があるのに、人口は東京都の面積が小さくてマイナーな市(例、小金井市や東久留米市)2つ分くらいです。

 会津で一番メインの電車、磐越西線は1時間に1本しか出ません。通勤時間帯も1時間に1本です。メインではない電車(只見線など)は2、3時間に1本です。東京で例えるなら、中央線が1時間に1本しか出ていないようなものです。道路の照明が無い所が多いので、夜は真っ暗です。夜に車を運転する時は、ハイビームが基本です。もちろんこういう部分が楽しいところでもあるわけです。人があまりいないので、歩きながら声を出して発音練習をしても大丈夫なので、外国語の独学には適した環境と考えることもできます。(笑)

会津で一番メインの電車、磐越西線。磐梯熱海駅。2022年3月撮影。

 「ムサコ」こと武蔵小金井

 「ムサコ」と言えば、「武蔵小山」「武蔵小杉」「武蔵小金井」があると思いますが、この中で武蔵小金井は最もブランド力が低いでしょう。「この中でどれが本物のムサコか?」と聞かれたら、武蔵小金井は真っ先に消去法で候補からはずす人が多いかもしれません。中央線の武蔵小金井駅は、ホームに人が何人待っていようと、情け容赦なく中央特快がビュンビュン通過していきます。

 この東京の人たちから田舎と思われているマイナーな武蔵小金井でも、駅前にタワーマンションが3つ。SOCOLAなどのショッピングモールもいつのまにかできており、人が大勢います。中央特快の止まらないマイナーな駅にもかかわらず、通勤時間帯は2分〜3分おきに電車が出ています。久々に東京に帰ってきて、思わず東京ではマイナーでブランド力の低いこの武蔵小金井ごときに対して「すげー!!これが東京か!!」とつぶやいてしまいました。東京都の2.5倍くらいの面積がある会津にタワーマンションなどというものは存在しませんし、映画館すらありません(少なくとも2022年まで)。ようやく最近スターバックスが2件できてみんな喜んでいるようです。会津で一番の中心地にある会津若松駅の、一番メインの電車が1時間に1本ということを考えると、東京のすごさがわかります。「田舎」の意味が、東京の人と福島の人では全く違うのです。

 地元に貢献できたら、とても嬉しく思います。

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