英語発音技能検定 EP-Pro®︎ 特級合格までの道のり!
さて、前回の反省を活かし、英語発音技能検定 EP-Pro®︎特級に再チャレンジしました。特級は、確実に下調べが必要です。これから英語発音技能検定 EP-Pro®︎に挑戦する方は、以下の記事も読んで下さい。得るものがあれば、幸いです。
→英語発音技能検定 EP-Pro®︎ 2級について。どう対策する?
→英語発音技能検定 EP-Pro®︎ 1級について。どう対策する?減点の具体例
→英語発音技能検定 EP-Pro®︎ 特級の対策。これをやると不合格!
今度は、ちゃんとEP-Proの公式インスタグラムをチェックして、対策を立てました。
そして再び試験に申し込んで、最初に気づいたことは、前回と問題が全然違うということです!EP-Proは、試験問題が毎回違うようです。だから、不合格になって再チャレンジする時、前回の単語や文だけをいくら練習してもだめなようです。
プレゼンテーション問題の2問は、今回はしっかり日本語で練習し、カラーのハンドアウト的なものを用意しました。台本も作りましたが、台本を見ないでもプレゼンテーションできるようになるまで練習しました。「多少ミスしても、合格圏内に入れば良い」という守りの気持ちもありましたが、「いやいや、満点取るつもりでやるぞ!」と攻めの気持ちを持ち直しました。
今回の録画時間は前回より1分ほど長い7:29分。ファイルのサイズは424MBです。基準の500MB以下に入りました。夏ですが、冷房の音が入らないように冷房を切って録画したため、録画が終わった時には、汗びっしょりになっていました。。。
結果は、、、
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無事合格しました!!これで胸を張って、「発音コーチ」と言うことができます!総合評価として、
「発音パート、プレゼンテーションパート共に大変素晴らしかったです。
発音パートはイントネーションが素晴らしく、感情もしっかり込められていました。
プレゼンテーションパートでは、どちらも視覚に訴えながら、説得力のあるご説明をされていました。」
という評価をいただきました。
以下、減点された部分も含め、個々の問題を見ていきます(詳しく問題の情報を話すと規約違反なので、差し支えない程度に)。みなさんも、同じ失敗をしないようにして下さい。
●自己紹介は前回も満点だったので、今回も冒険せず同じことを話して、安全に点を取りに行きました。
●単語の音読の部分も、今回は満点でした。「発音が難しいとされる英単語が、きちんと綺麗に発音出来ています。」と評価されました!
● パラグラフ音読で、「-ed ( d の後に余分な母音がついてきた )」(-0.35) ここでまたしても1級のandのdに続き、「余計な母音を入れるという初歩的なミスを、まさか自分がやるはずがない」と高を括っていたら、やってしまいました。ただその後にwが続いていたので、ネイティブの発音で-edの次にwが続くケースをYouglishで聞いてみても、そんなに自分の発音と違うようには聞こえなかったのですが、私のはdの発音がハッキリしすぎていたのかもしれません。実は以前、dで終わる単語を発音したら、ネイティブの友達から、「dが聞こえない」と直されたことがあったので、それ以来すこしハッキリ発音するようにしていました。しかし、単語単独ならdをハッキリ発音するけど、文中では、dは口の形だけして発音しないくらいのイメージの方が良いのかもしれません。ちなみに、1級の時の反省を活かし、andのdは全て発音しなかったので(anかenかun)、andで減点されることはありませんでした。
●同じくパラグラフ音読で、「アクセントの位置。複合名詞(compound noun)は、前の名詞にアクセントを置きましょう」(-0.35)。パラグラフ音読で、前述の-ed1箇所と合わせて、合計-0.7失点しました。この複合名詞の後ろの名詞が、ここで初登場(新情報)で、前の名詞は既出情報だったのですが、確かにこの文脈ではこの新情報はそれほど大事ではなかったので、強調する必要はなく、通常通り前の名詞にアクセントを置くべきでした。
前回は、英語を読む課題の部分だけで既に-4.7失点していて、既に60点を下回っていましたが、今回はここまで-0.7失点に抑えられたのは、大きな進歩です。2級1級も含め、前回までの反省点をしっかり反映できたと思います。
●日本語でのプレゼンテーション1。2分程度と書かれてあり、私のプレゼンテーションはだいたい2分半弱でした。カラーでプリントアウトしたハンドアウトも功を奏し、満点。
●日本語のプレゼンテーション2。3分程度と書かれていましたが、私のプレゼンテーションは3:50くらいになっていました。それでも時間が長すぎて減点ということにはなっていませんでした。今回も、日本人が苦手な2つの音の違いを説明する問題でしたが、前回とは違う音でした。「発音の仕方をそれぞれ正確に区別して説明できていました。生徒様や保護者様に対してわかりやすい言葉遣いにも配慮されていました。」と評価していただきました。2つの音のうち、片方は日本語にある音で、もう一方は日本語に無い音だったので、前者はあっさりすませてしまったのですが、「前者の発音の仕方(舌の位置や息の出し方など)をもう少し丁寧に説明できるようにしましょう」(-1)との評価。この失点は少し痛かったですね。確かに実際には、日本語にある音なのに、英単語になると間違って発音されることはしばしばありますし、個人の日本語の発音の癖もあるので、この音ももう少し詳しく説明しようか迷いましたが、プレゼンテーションの時間が長引くことを恐れ、割愛してしまいました。しかし、他を少し削って、10秒くらいでもこの音の発音の説明を加えればよかったです。つまり、「日本語にある音Aと、日本語にない音Bの違いを説明しなさい」という問題が出た時に、日本語にある音Aの説明も、忘れずにすることが大事なようです。また、有声音と無声音で対になっている音(例、pとb、sとzなど)の場合は、対の説明も手短に話すと、なお良いようです。
今回は、失点を-1.7に抑えたので、61.3/63で無事合格しました。
特級ホルダーの延べ人数は、2024年4月1日の時点で64名、1級ホルダーは163名だそうです。→合格者数
このメンバーから「なんだコイツ?なんでこんなヤツが受かってるんだ?」と思われないように、頑張ります。
→合格証明証の活用。
また、どの分野でも、プロテストに合格することがゴールではなく、合格してからようやくスタート地点に立ち、ここからが本当の勝負ですからね。そのつもりで頑張りたいと思います。