英語発音指導士®︎の重要な心得として習ったこと!

昨年の10月に、英語発音指導士®︎認定コースを受けた時に、英語発音指導士®︎の心得のようなものを色々と習ったので、それを自分への戒めも含めて、まとめたいと思います。

 

● 英語発音指導士は、「発音が良い」という特技を活かした仕事だから、自分の発音の良さを聞かせて、インスピレーションを与える

どうしても自分はノンネイティブだと卑屈になってしまって、「ネイティブの発音を聞かせた方が説得力があるだろう」と思い、ネイティブの先生たちに録音していただいた音声を使っていることが多くありました。

でも、自分の発音を聞かせて、「日本人でもここまでできる」というインスピレーションを与えることが大事だということを、肝に銘じようと思います。

以前、ネイティブの英語の先生からも、私の発音を評価していただき、私が学生たちの前で英語をしゃべって見せることによって、インスピレーションを与え、「自分もああいう発音を身につけたい」と思ってもらえればいいと言っていただきました。

そのためには、当然自分自身の発音練習を怠らないようにしなければいけません。

 

● 変顔をするくらいのつもりで、大袈裟に発音して、自分の口を見せる

今までは、音を大袈裟に出すことはやっていましたが、「こんな歯並びの悪いオジサンの顔をアップで見せられても不快だろう」と思い、自分の顔にも自信がないので、そこまで口を大袈裟に見せることはやっていませんでした。

コロナ以降オンライン授業が普通になってきたましたが、その場合、変顔を見せるつもりで、口の形をドアップで画面に映すことが、英語発音指導士には大事だそうです。

もはやコメディアンにならないといけないですね!

うちの息子は、自分の変顔の写真を撮るのが好きなので、それを見習わなければいけません。

このことを習ってから、私のミナ表のレッスン動画にも、大袈裟な口の動画を自分で録画して載せました。

 

● 歯の模型のような小道具を使う

歯の模型のような、小道具を使うことが大事だそうです。発音レッスン用ではなく、歯科医が使うような歯の模型が、安く売っているので、それを購入して使うと良いとのことです。

確かに、音声学の授業では、色々な模型が出てきましたし、音声学の研究所には色々な模型が置いてあります。

実は私は今までそういう模型を使っていませんでした。

ところが、私のレッスンを受講していただいたある方(英語の先生)が、歯の模型を持っていたのです!

一応発音に関しては師匠的な立場として、自分の生徒さんに負けてはいけませんね!しっかり購入しないといけないと思います。

 

● 舌のトレーニングをする

同期の英語発音指導士の酒井良輔先生は、認定コースの模擬授業で、まずいきなり舌の動きのトレーニング、舌の筋トレから始めました。

私はどちらかというと、日本人の英語の発音ミスは、つづりの読み間違いとか、英語の発音体系の知識を得るチャンスが無かったという点を重視していたので、口の筋トレをあまり重視していませんでした。

しかし、酒井先生のトレーニングを見て、舌の筋トレが大事だと気付かされました。

国際英語発音協会代表の中西智子先生も、「発音はスポーツだ」とおっしゃっていましたが、スポーツと同じで、発音には筋トレが大事ですね!幸い私はスポーツは好きではあるので(上手いか下手かは別として)、筋トレは嫌いではないのでよかったです。

さらに言えば、私は音楽も好きなので(上手いか下手かは別として)、音楽活動でボーカルをやっている知り合いも何人かいますが、ボーカルの人たちは、舌の筋トレもさることながら、発声のために体全体のストレッチや肺活量のトレーニングを怠りません。

発声と発音では、かぶる部分が結構あり(彼らも音声学と同じ用語を結構使います)、発音も声を出すという点では同じなので、ボーカリスト達のような体全体のストレッチを含めたトレーニングもやった方がいいでしょう。

ボーカリスト達は、喉のケアグッズを携帯していて、喉のケアを怠りませんが、英語発音指導士以前に、どの分野でも先生・コーチという職業は、しゃべることが仕事なので、やはりボーカリスト達を見習って、喉のケアもしっかりしないといけないでしょう。

 

● アメリカ英語とイギリス英語の両方はできなくてもいい

ここまではto-do listでしたが、最後は「できなくてもいい」ことです。

World Englishes (世界の英語変種)でも、標準的なアメリカ英語と標準的なイギリス英語は、reference accentsとされているように、国際英語発音協会でも標準的なアメリカ英語と標準的なイギリス英語を推奨していますが、

英語発音指導士だからと言って、どちらの発音も指導できなくてもいいそうです。片方だけでいいそうです。

これは、安心ですね。

日本語でも、「標準語と大阪弁を両方教えられなければいけない」と言われたら、それはそれは大変なことですからね!標準語か大阪弁のどちらか一つだけでいいというのは、現実的と言えば現実的でしょう。

テニスの松岡修造選手は、現役時代は世界でもトップクラスのサーブを持っていましたが、その松岡修造選手の本には、プロでさえあらゆる球種のサーブを打ち分けられる人は少ないので、サーブの球種に関しては欲張らなくて良いと書いてありました。あのビッグサーバー松岡修造選手が言うのだから、それでいいのでしょう。それを思い起こさせます。

 

とりあえず今日は、このような部分をまとめておきます。

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