以下の質問をいただきました。
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「軽音の母音は情け容赦なくshort u か i」 の 情け容赦なく、というのは例外なくそうなるということを意味しないのでしょうか?
これは大体95%くらいにあてはまるものだから、優先的に覚えるために便宜的におっしゃってるということでしょうか。
私が日本語を正しく認識できていなかっただけかもしれません。
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以下の質問をいただきました。
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「軽音の母音は情け容赦なくshort u か i」 の 情け容赦なく、というのは例外なくそうなるということを意味しないのでしょうか?
これは大体95%くらいにあてはまるものだから、優先的に覚えるために便宜的におっしゃってるということでしょうか。
私が日本語を正しく認識できていなかっただけかもしれません。
ご返信お待ちしております。
ご質問ありがとうございます。そうですね。ここは確かに明確にしないといけませんね。
「情け容赦なく」というのは、実は割合のことではないのです。
動画内でも紹介させたいただいた通り、日本人のほとんどはどうしても「つづりの面影を残す(しかもその面影とは、英語のフォニックスのルールではなく、日本語のローマ字のルールがベース)」と思ってしまい、つづりを無視する勇気が出ません。
そこで、「勇気を出して、情け容赦なくつづりを無視して下さい。つづりの面影を1滴も残さないで下さい。」という思いを込めて、言いました。どちらかというと、メンタル面の話です。
割合に関してですが、、、これは「軽音」をどう定義するかによってしまうところがあります。
例えば、hibiscus(ハイビスカス)は、hŭ/hĭ-BĬ-skŭsと、HĪ-BĬ-skŭsのように、最初のhiを、つづり通りロングIにするのか、つづりを無視して情け容赦なくshort u か i にする、2通りの発音があります。
メインの重音は2拍目のBĬなので、4巻で説明している通りそこが強拍なので、リズム的にはそのすぐ隣の拍は弱拍にした方が発音しやすいので、HĪでもhŭ/hĭでも、ネイティブの感覚だと「同じように軽い」のだそうです。
しかし軽さの「度合い」を考えると、つづりを無視した方が「より軽い」と言っていいでしょう。
そこで私のレッスンでは、つづりを無視したものを「軽音」と呼び、つづり通りに読んでいるものは、たとえリズム的には軽いものでも、「重音(メインじゃない重音)」扱いをしています。
このように定義を決めると、「軽音は情け容赦なくŭかĭ」は、100%と言っていいと思います。
あてはまらないものは「重音」で発音していると考えます。
ただしLの前ではo͝o、母音の前ではē、単語の最後ではつづりによってŭ, ō, ēかが決まる。これも100%と考えていいと思います。あてはまらないものは「重音」ということになります。
やや「卵が先か、鶏が先か」のような議論になってしまったので、、、
「では、例えばobeyなんかは、なぜŌ-BĀなのか?なぜŭ/ĭ-BĀにならないのか?(軽音にする人もいるかもしれません)」ですが、
これは正直、人間の言語は機械によって計算されて作られたものではないので、残念ながら「単語ごとに覚えるしかない」というのが答えです。周りの人たちがどう言ってるのか?ということになってしまいます。
ただ傾向としては、頻度の高い単語は、軽音をよく使う。頻度が高くない単語は、軽音をあまり使わず綴り通りに発音する傾向がある、ということです。