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重音と軽音

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トピックスターター
(@tn1111)
メンバー
結合: 2週間前

質問させていただきます。

質問①各単語の重音 軽音はそれぞれ覚えるしかないのでしょうか?

 

質問②たとえば 

The producer is recording Canadian English.

の場合、footにわけると、the pro (ducer is re)(cor ding ca)(nadia)(nEnglish)

デュサリズリ コーディンカ ナディア ニングリッシュ となりフットによって単語の区切りが混ざり、元の単語の音との乖離が発生し、音はわかるがそこから何の単語か連想する事ができません。アドバイスよろしくお願いします。

2件の返信
レモンスクール
投稿: 45
(@akilemonschool)
メンバー
結合: 3年前

質問① 単語それぞれの重音 軽音の場所はそれぞれ覚えるしかないのでしょうか?

大雑把に言うと言語には2種類あり、

●重音軽音のパターンが、必ず決まっている(predictable)言語
 例、日本語は必ず1拍目が重音(レッスン38, 39参照)。フランス語は必ず最後の拍が重音らしいです。

●重音軽音のパターンが、単語ごとに違う(lexical)言語
 例、英語、中国語

つまり、言語のタイプとしては、英語は単語ごとに覚えるしかない言語ということになります。
しかし、中国語の場合は、1拍目は必ず重音なので、2拍目が重音か軽音かを覚えるだけでいいのです。

英語の場合は、1拍目が軽音の場合もあるので、中国語よりもっと単語ごとに覚えることが多くなります。
しかし、多くの場合、重音と軽音が交互にくるので(その方が言いやすいから)、全くランダムというわけではないので、パターンがわかってくると、それほど難しくありません。

しかも、「重音はつづり通りに母音を読む」「軽音は情け容赦なくŭ」というように、軽音の位置によって母音の読み方が全く変わるため、意外に覚えやすいです。
(中国語の場合も、軽音は声調(トーン)が情け容赦なく軽声になるので、意外に覚えやすいです。)

質問② 単語が跨って重音軽音単にフットが形成された時、音の単位が単語単位の音と変わってくるため、聞き取り並びに頭の中での処理に苦労します。アドバイスよろしくお願いします。

やはりこれは、前述のように「日本語は重音が必ず1拍目」なので、挙げていただいた
the pro (ducer is re)(cor ding ca)(nadia)(nEnglish)
という、2拍目が重音になるリズムに、日本人は非常に違和感があるので、ここに慣れることがポイントになります。
逆に言うと、1拍目が軽音、2拍目が重音の単語にさえ気をつければいいわけです。

まずこのレッスン32以降でやっているドリルの区切り方で、練習して慣れることでしょう。

そしたら、実際の文の音読練習をする時に、1拍目が軽音、2拍目が重音の単語が出てきた時の区切り方にだけ気をつけて、やってみると良いと思います。

一言で音読練習と言っても、ゆっくり1音1音正確に言う、速くつなげて言う、など練習のテーマは色々ありますが、
「2拍目が重音の単語に気を付ける」ことだけを意識して、音読練習をするというのも、自分の経験からすると、非常に効果的です。

余談ですが、American ŭ-(MĔ-rŭ-kŭn)は、昔の日本人の耳には、最初の軽音のŭが聞き取れなかったので、重音の2拍目から始めて「メリケン粉」と呼ぶようになったようです。

ヒントになれば幸いです。

返信
レモンスクール
投稿: 45
(@akilemonschool)
メンバー
結合: 3年前
> 重音軽音の覚え直しを考えているのですが、良い単語帳などありましたら教えていただけると幸いです。
 
単語帳に関してですが、特に発音に特化した単語帳というのはない気がしますが、、、
発音記号が載っている単語帳なら、軽音に関しては何でもいいのではないかと思います。
(カタカナで読み方がふってあっても、絶対に無視して下さい!)
単語帳と一言で言っても、英検対策とか、TOEIC対策とか、用途が色々ありますからね。

発音記号で気をつけるのは、/ə/が軽音のショートŭですが(/ʌ/は重音のショートU、音は同じ)、
例えば pencin /pensəl/のように、/əl/は、ショートO͝O+L、つまり/ʊl/と同じです。

でもそれ以上に注意するのは、多くの日本人は、記号が/ə/なのに、つづりをローマ字読みしてしまうことでしょう。
/ə/は、つづりが何であろうと情け容赦なくショートŭです。

また、例えばrepeatの最初の母音が、/rɪpiːt/のように、/ɪ/つまり大文字のIを小さくした記号なら、その単語帳の発音記号は簡単で、/ɪ/はショートĬ、小文字の/i/は軽音のロングĒ、/iː/は重音のロングĒ(小文字の/i/の点々があってもなくてもロングĒ、音は同じ)ですが、

 
repeatの最初の母音が、/ripiːt/のように、小文字の/i/だったら、注意です。
 
 
/i/は基本ショートĬですが、
例えばappreciate /əpriːʃieɪt/の/ʃi/のように、母音の前の小文字の/i/はロングĒです。
ショートの後は絶対子音なので、ショートĬの後に母音は来れませんから。(レッスン32参照)
 
そのあたりに気をつけて下さい。
 
※つまり発音記号は非常にややこしいので、日本の英語教育から廃止したいのです。
 
>上記項目をする上で優先的に行った方が良い品詞(例えば、動詞であれば文の骨格を把握する上で重要)がありましたら、
 
優先的というか、、、
日本人が発音を間違えやすいという点では、レッスン40でやっている、-ateで終わる形容詞でしょう。動詞は重音でĀT /èɪt/ですが、形容詞は軽音でĭt /ɪt/ (ŭt /ət/でもいいです) ということに注意です。
名詞ですが、chocolateやpirateのateも軽音のĭt(ŭtでもいい)なので注意です。
averageのageなども、軽音でĭjです。ĀJではないので注意です。
 
あと、やはりレッスン40でやっているように、名詞と動詞で軽音の位置が変わり、母音が変わるものも注意でしょう。
 
あとは、tionを日本語的に「ション」と言わない、などでしょうか。
 
とにかく、ほとんどの日本人が軽音の母音字をローマ字読みしているので、それをしないで、強い心で、情け容赦なくŭということが大事でしょう。
 
このあたりでいかがでしょうか。
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