代表 & 講師

野北 明嗣  

のぎた あきつぐ Akitsugu Nogita 英語式発音 ak-it-SOO-goo nuh-GEE-duh

役職:代表 & 講師

取得資格
国際英語発音協会認定の英語発音指導士®
● 英語発音技能検定 EP-Pro®︎ 特級

カナダのUniversity of Victoriaで博士号(言語学)取得
● 英検 (実用英語技能検定) 1級
● HSK (汉语水平考试) 5級
←上から2番目の級

 「色々な言語の発音に特化したノウハウをもっと世に広めたい」という願いから、会社員から海外のアカデミックなフィールドに入り、そして大学の准教授から独立し、元中国語講師の妻と共に、個人事業を立ち上げました。

 会社や大学で働くことは正直好きでした。スポーツでも個人戦より団体戦の方が好きで、歯車の1つとしてみんなで組織を成功に導くことにやりがいを感じていました。一方、自分じゃなくても教えられる教科、自分じゃなくてもできる仕事も多くありました。でも自分にしかできないことをメインでやるなら、今のうちにチャレンジしようと決めました。


所属学会
日本音韻論学会 理事 (2021-現在)
日本音声学会
外国語教育学会
 

学歴
1999 青山学院大学経営学科卒業
2010 Victoria大学大学院 応用言語学修士  (カナダ)

2014-2015 华东师范大学 交換留学 (中国)
2016 Victoria大学大学院 言語学博士 (カナダ)

言語学系の職歴
青梅市総合体育館  英会話講師
国士館大学  英語系科目 講師
神奈川大学  英語音声学 講師
会津大学  語学研究センター 准教授
    

語学以外の趣味テニス(ジョコビッチが、アガシに次いで史上二人目の四大大会、ATP finals、オリンピックを制してキャリアスーパースラムを達成しました。次はまず25個目のグランドスラムを取って、マーガレット・コートを抜いて単独トップに立ってほしいです。そしてツアー通算優勝回数103回のフェデラーと、109回のコナーズを抜いて、グランドスラムも30回くらい優勝して、2028年のオリンピックも金メダルを取ってほしいですね。そしてまだ20年近く時間が残っているアルカラスやシナーが、ナダルやジョコビッチの気狂いじみた記録を超えるために頑張る、という構図になると面白そうです。)
音楽(バイオリン、DTM、作詞・作曲)
出身地:東京都多摩地区
好きなアーティスト:TM Network (多摩のヒーロー), Nate Ruess, Freddie Mercury
好きな漫画:HUNTER×HUNTER、約束のネバーランド

好きなドラマ:相棒、刑事7人、特捜9、科捜研の女 つまり水9の刑事もの、大河ドラマ
応援してるユーチューバー:テニスユーチューバーで英語も上手いねぱーるさん

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私の信念

日本の発音指導(英語に限らず)を変える。発音指導に対する心構えを変える。

日本人にとっての発音に対する”常識”(先入観?) ー例 「発音は子供にしかできない」「日本語は音の数が少ないから外国語の発音が不利」などー を覆す。

日本は島国でほぼほぼモノリンガルであるため、私を含む日本人は、語学のセンスが磨かれる環境で育っていないことは認めるしかないでしょう。私の妻のように、地元の言語と、国のリンガフランカの両方を学ばざるを得ないバイリンガルの環境で育った人たちとは、語学のセンスが違うことは仕方がないと思います。沖縄で育った人は、北海道や東北の日本海側のように小学校にスキーの授業があるような地域で育った人たちに比べ、スキーのセンスが磨かれないのと同じことです。だからと言ってあきらめたらそこで試合終了です。ただ、センスが無い人たちだけでいくら考えてもなかなか良いアイディアは生まれません。そこで、センスが無いのなら、センスが有る国の人たちのノウハウを日本に持って来て、それを少しだけ日本人仕様にアレンジするだけです。雪を見たことがない南国の人たちだけでスキーのテクニックを編み出すより、雪国の人たちのノウハウを取り入れた方が良いということです。

論文(査読あり)

野北明嗣 (2022). 中学英語教科書の発音記号に関する音声学者の混乱の調査:発音記号の見直し. 外国語教育研究 (25). 206–222.

Nogita, Akitsugu. (2022). Suggestion for standardization of the English phoneme inventory table for L2 English learners and its classroom usage. Phonological Studies (25). 39–50.

董炎林・野北明嗣 (2020). 日本人と中国人日本語学習者による日本語の基本単位(拍)の分け方:メトロノームのリズムに合わせて無意味語を拍で区切った場合. 外国語教育研究 (23), 160−172.

Nogita, Akitsugu. (2020). L2 letter-sound correspondence: Mapping between English vowel spellings and sounds by Japanese ESL learners. Phonological Studies (23), 53-64.

Nogita, Akitsugu, & Yamane, N. (2019). Redefining Roundness, Protrusion and Compression: In the Case of Tokyo Japanese /u/. Phonological Studies (22), 59-66.

野北明嗣. (2018). 一般米語全 13 母音に聴覚的に対応する日本語の母音: 英語の母音は決して難しくない. 外国語教育研究, (21), 1-19.

● Nogita, Akitsugu. (2018). Is Syllabification Necessary in Tokyo Japanese? Syllables as Non-lexical Units. Phonological Studies, 21, 7–14.

Nogita, Akitsugu. (2016). Arguments that Japanese [Cj] s are complex onsets: durations of Japanese [Cj] s and Russian [Cj] s and blocking of Japanese vowel devoicing. Working Papers of the Linguistics Circle, 26(1), 73–99.

Nogita, Akitsugu. (2016). The/s/-/ʃ/confusion by Japanese ESL learners in grapheme-phoneme correspondence: bias towards [s] and <s>. Working Papers of the Linguistics Circle, 26(1), 45–57.

Nogita, Akitsugu., & Yamane, N. (2015). Japanese Moraic Dorsalized Nasal Stop. Phonological Studies, 18, 75–84.

Guo, X., & Nogita, A. (2013). Lexical schwa and inserted schwa produced by Mandarin Chinese EAL learners. Working Papers of the Linguistics Circle, 23(1), 81–109.

Nogita, Akitsugu., & Fan, Y. (2012). Not Vowel Epenthesis: Mandarin and Japanese ESL learners’ production of English consonant clusters. Working Papers of the Linguistics Circle, 22(1), 1–26.

Nogita, Akitsugu. (2010). Do Japanese ESL learners’ pronunciation errors come from inability to articulate or misconceptions about target sounds? Working Papers of the Linguistics Circle of the University of Victoria, 20, 82–116.

論文(査読無し・プロシーディング)

Nakatsuka, Keita., Nogita, A., & Wilson, I. (2020). Web application to convert English into helpful characters for pronunciation learners. In SHS Web of Conferences (Vol. 77, p. 02005). EDP Sciences.

● 野北明嗣. (2020). Phonetic spellingを用いた英語の全ての母音音素識別の学習可能性:英語の母音の聞き分けは決して難しくない. Learnability of perceiving all the English vowel contrasts by using phonetic spelling: Distinguishing English vowels should not be difficult Phonetic spelling. 日本音声学会 2020 年度 (第 34 回) 全国大会発表要旨. 99

野北明嗣. (2018). 英語の全音素一覧表の提案: 発音体系の全体像を把握させる教育. 外国語外国文化研究28, 30-45.

● 山根典子, 野北明嗣, 桑本裕二, & Tieman, B. (2017). ワークショップ2「英語教員を目指す人への英語音声指導法:一般米語全13母音の指導法:英語教員に求められる子音の理解と実践方法:Haptic Techniques for Teaching English Prosody」日本音声学会 2017 年度 (第 31 回) 全国大会発表要旨. 91.

Nogita, Akitsugu., Yamane, N., & Bird, S. (2013). The Japanese unrounded back vowel/ɯ/is in fact rounded central/front [ʉ-ʏ]. Ultrafest VI Program and Abstract Booklet, 39-42.

科学研究費

●研究課題/領域番号 20K13106 英語の“ルビ”を使った発音動画の小学校英語での効果検証:中国語教育の応用 2020-04-01 – 2022-03-31


副代表 & リサーチアシスタント

董炎林

トウエンリン Dǒng Yánlín

役職:リサーチアシスタント 育児のため休職中 

略歴
2012-2014 ミッドリーム日本語学校
2014-2018 武蔵野大学 グローバルコミュニケーション学科
2018-2020 武蔵野大学大学院 言語文化研究科
2016-2020 江東区立大島南央小学校 外国人の子どものサポート
2018-2020 武蔵野大学孔子学院 中国語講師

2022-現在 レモンスクール副代表&リサーチアシスタント

取得資格
国際漢語教師高級資格証書 International Chinese Language Teachers Senior Qualification
日本語能力試験1級 JLPT 1級
日本語教員養成修了証書


論文

📝撥音/N/における語頭「うん」の発声混同
 ―中国語母語話者を対象として―
📝中国語を母語とする日本語学習者の拍の等時性の感覚とその実現に関する調査
📝日本人と中国人日本語学習者による日本語の基本単位(拍)の分け方メトロノームのリズムに合わせて無意味語を拍で区切った場合




座右の銘:千里の道も一歩から
語学以外の趣味:読書、手作りの芸術品
好きな本:本屋大賞をとった「羊と鋼の森」
好きなピアノ曲:夜的钢琴曲5(石进)Melody of the Night 5
好きなバイオリン曲:Bach Double Violin Concerto in D minor


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その他の事業
小董貿易天豊(しょうとう・ぼうえき・あまとよ)

Profile Picture

論文

  • 撥音/N/における語頭「うん」の発声混同

 ―中国語母語話者を対象として―

  • 中国語を母語とする日本語学習者の拍の等時性の感覚とその実現に関する調査
  • 日本人と中国人日本語学習者による日本語の基本単位(拍)の分け方メトロノームのリズムに合わせて無意味語を拍で区切った場合