あな読み4巻、ついに完成!よりプロソディーに特化してます。

 紆余曲折を経て、あなたの英語が通じないのは、発音が悪いのではなく、読み方を間違えているから、全44レッスンがついに今月完成しました!

 レッスン内容を世に広めることが人生の目標の一つですが、まずこのレッスンを完成させることが、昔からの夢でもあったので、やっと終わってほっとしています。

 代表の考えで、1巻から3巻までは初級編、4巻は中級という位置付けにしました。レッスン13以降は、プロソディー(発音の個々の音以外の部分、拍とかリズムとかイントネーションなど)もやってきましたが、3巻までは個々の音、つまりsegments(分節音)に主に焦点をあててきました。4巻は、分節音もやりつつも、プロソディーの方がメインになっています。

 英語のstress(強勢、あな読みではあえて「重音」)に関しては、そこを「高くする」と認識している日本人や中国人が多いと思います。でも、高さを聞いていては、いつまで経っても、英語の「重音」は習得できません。実際僕も高さを聞いていた頃は、そうでした。そこであな読み4巻では、「高さを全く変えずに、stressをつける練習」をしています。自分自身に、この練習法がすごく効果的だったからです。「一体高さを変えずにstressをつけるって、どうやるんだ?」と思うかもしれません。それは、stressの根本的な原理を理解する練習をすればわかります。ここはレッスンの目玉の一つだと思っています。気になる人は、是非レッスンを受講して下さい。(笑)

 ただ、この練習に至るまでには、3巻でさんざん練習し、4巻でもやっている、英語のsyllableの感覚を身に付けなければいけません。この練習は非常に軽視されています。ネイティヴの先生の中には、この練習をやらせることは悪影響ではないかとさえ考えていらっしゃる方もいます。でもとんでもありません!僕自身はこの練習のおかげで、見えている世界がガラッと変わったほど、絶大な効果がありました。なので、是非4巻を受講する前に、3巻を受講して下さい。(笑)おそらく日本人だけでなく、他の言語を母語とする英語学習者にも効果的だと思うのですが。。。

 イントネーションに関しても、ほとんどのレッスンは、最後の部分、つまり「核音調」とよく呼ばれる部分に焦点をあてています。でも、日本人は音程には敏感なので、最後の部分は日本人はそんなに練習しなくても、結構できるものです。それよりも、最後以外の部分が、僕は全くわからなくて苦労していました。そこで、最後以外の部分のイントネーションをどう克服するか、に焦点を当てています。また、イントネーションの練習ではよくthought groupsという、意味的、または文法的な切れ目を意識する方法がありますが、僕自身にはこの練習法があまり効果がなかったのです。というのも、それぞれのthought groupの中で、しばしばもっと細かくintonation groupsが分かれているからです。なので、あえてthought groupsという概念を出すのはやめました。

 また、やはり中国語を結構参考にしています。また、1巻にスペイン語がちょこっと出てきましたが、4巻にはフランス語がちょこっとだけ出てきます。それも楽しんでいただけたらと思います。

作者:副代表・野北明嗣

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