80代、聴覚障害、認知症でも、英語のL、R、V、THの発音を1日2日で習得できる!
よく、発音は子供の頃にやらないとだめだ(逆に子供の頃にやれば発音は保証される)、というように思われている傾向がある気がします。
これはいわゆる「臨界期仮説」に尾ひれがついたものかなと思われます。「臨界期仮説」は、発音ならだいたい6歳から9歳くらいまでにやると、実際にはものすごく努力していても、本人が努力している自覚がなく、ネイティブレベルになる可能性が高いという仮説です。臨界期を過ぎたらネイティブレベルになるのが不可能ということでも、臨界期にやりさえすればネイティブ発音が保証されるということでもありません。また、あくまで「仮説」という段階だというところもポイントじゃないでしょうか。私が国士舘大学で英語教員として採用していただく時の面接で、1人の面接官から”Do you agree with the critical period hypothesis?”(臨界期仮説を支持しますか?)と質問されたことがあります。このことからも、この仮説を支持しない人もいるであろうことが垣間見えます。
まして、決してネイティブレベルではないが、通じる発音で英語のLとRを含む、母語にない音素を区別できる、という程度のレベルなら、年齢なんて関係ありません。そこを強調するために、現在、80代で聴覚障害の母親と、軽度の認知症の父親に、私が英語の発音レッスン「全て通じる英語の37音表」を行なっています。外国語の発音の適性に関しては、底辺レベルのタイプの人たちだと思います。なので、苦労する部分はたくさんあります。しかし、聴覚障害だからといって、補聴器を付ければ、全ての音を聞き取れないわけではない。音程がとれないからといって、全く音程がわからないわけではない。認知症だからといって、全く記憶ができないわけではない。できる部分を探してやっています。
ちなみに英語レベルは、英語なんて学生の頃に学校の授業で習って以来全くふれていない、全くの初心者です。
そういう人たちに教えたところ、以下のような成果が出ています。YouYube動画に載せているので、よかったら見てやって下さい。ちなみに、これらは決して臨界期仮説を否定するものではありません。臨界期仮説は「ネイティブレベルになれるかどうか」という非常にハイレベルな所を目指す人の話であり、「頑張ればなんとか発音できる」というレベルの話ではないからです。
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